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私たちの保育―その年齢にふさわしい体験を―

概要
0歳児
1歳児
  • 1日の流れ
  • 食事・手洗い・着脱
  • 遊び
2歳児
3・4・5歳児

1歳児 食事・手洗い・着脱

歩行が自立し、手先も器用になり自由に使えるようになってきます。
探索活動が活発になってきて動きまわりながら遊ぶようになります。
そして大人に助けられながら一人で出来る部分が増え「自分で」と一人でやってみたり、手助けを求めたり、ほめられると得意になってやろうとしてみたりします。
思い通りにならない時はなかなか気持ちが転換できないでいるのも特徴です。
このような時は、「Mちゃんは自分でしたかったのね」とその子の気持ちを言葉に置き換えたり、「じゃあ、もう一つ同じ物が棚にあるから一緒に取りに行こう」と具体的にどうすればよいのかを説明したりしています。

食事

食事 イメージ

自立歩行が始まる頃自分で椅子に座り食べるようになります。
食べ物を手でとって口に入れようとする(手づかみ食べ)~手つまみへと上達し、スプーンを持って食べるようになります。
この時期のスプーンの持ち方は上握りで5本の指でしっかりくるむように持ちます。
食事中は楽しく食事ができるようにし、遊びの中でスプーンやレンゲを使ってお手玉を移しかえて遊び、機能練習をしていくようにします。

手洗い

手洗い イメージ

トイレの後自分で手を洗うようになります。
始めは保育士が洗うのを横で見ていて、次に一緒に手を洗うようになり、やがて自分で洗うようになります。

着脱

着脱 イメージ

少しずつ自分でやろうとします。
自分でという気持ちを大切にし、できたという喜びにつなげていきます。
この時期は、「パンツはこう」の大人の声かけに「いや」とかえってくることもありますが無理じいせず気長に、はくパンツを選ばせてみたりして、その気になるまで待つよう心掛けています。

自己行為を育てる

1歳児になると自我の芽生えとともに自分からすすんで行おうとすることが増えてきます。
食事の場面では、食べる行為のみではなく、エプロンを自分でつけようとしたり、タオルで口や手を拭こうとしたりします。
順序や方法等経験によって理解し、見通しをもつようになるためです。
保育士は、なるべく手助けをするより、言葉でのアドバイスを多くしていき子どもが自分でできることは任せるようにします。
また、「おかわり下さい」「もういらない」と言えるようになると、子どもからの意思表示を待つようにします。
保育士は一人一人の適量を把握し、少食の子どもには初めから少なめに盛り付け全部食べられたという満足感を得るように配慮しています。