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給食・食事―生きる基本だからこそ…そこにあるこだわり―

「食」へのこだわり
離乳食について
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離乳食について

離乳食の献立は、離乳を開始する初期食の場合、個人別に予定表をたてて考えています。
中期食、後期食は2段階ずつに分けて作っています。

やまぼうし保育園では、一人ひとりに合わせた離乳食づくりを目指しています。
離乳食は大人が食べてもおいしく感じるようなうす味でつくることを大切にしています。

この時期の子が食べたり食べなかったりする大きな要因は、調理形態にあります。
こうした要因を取り除くために大切なことは、子どもの一人ひとりの食べ方や生歯状況を確認しながら口の中の食べる機能を使って処理できるやわらかさに調理し、食事の量も子ども一人ひとりに合わせて盛り付けをすることです。

このように、やまぼうし保育園では、離乳食は食品の使い方、献立の広げ方、調理形態、調理法、食べられる食事量、おいしく食べる適温などを考え、一人ひとりの子どもに合わせて作るよう心掛けています。

離乳を始める目安

  • 発育がその子なりに順調で、便性、便の回数、機嫌も良い。
  • 首すわりがしっかりしている。
  • 野菜スープなどの少量をスプーンから口唇を閉じて飲み込む。
  • 指しゃぶり、玩具なめなどが多くみられて、押し出し反射(舌挺出反射)がほとんど消えている。
  • 食べもに興味を示す。(目で追う、よだれを垂らす)

初期食(5~6か月頃)

初期食(5~6か月頃)

子どもの口元が見えるように大人が抱いて食べさせています。つぶしがゆから(10倍がゆ)始め、小さじ1から徐々に量も増えていきます。粒のないなめらかなペースト状の物を与えます。スプーンは口唇に対し平行に運び、子ども自身が口唇を閉じて、取り込み、飲み込むのを待ちます。
毎日同じ保育士が、同じ時間、同じ方法で与えています。
このことが担当の保育士との信頼を深めていくと考えています。

中期食(7~8か月頃)

中期食(7~8か月頃)

食べられる物、食べ方は個々に違うので保育士は[とろみ]で調節していきます。
初期食よりあらくつぶした物から舌で押しつぶせるやわらかさに煮た物まで段階的に個々に合わせて与えています。(舌で押しつぶせるようになります。)
コップからのすすり飲みを練習していきます。(上唇をぬらす、一口すすめる、茶碗を離す、のどに送る、を繰り返していきます。)
離乳食は一日2回食になります。

後期食(9~11か月頃)

後期食(9~11か月頃)

形のあるものをつまんで手で持って食べるということが始まります。
スティック状に切った煮野菜やトーストしたパンなどを一口づつかみきりながら子ども自身が一口量を知っていく学習をしていきます。
何でも手に持っていいわけでなく形、大きさなど適した食べ物を手づかみ用の小皿で与えています。
このことがやがてスプーンで食べることにつながる前段階です。
舌で歯ぐきに食べ物を運び、つぶして食べるようになっていきます。
一日3回食になり家庭では夕食を食べ始めます。
食後のミルクは哺乳ビンからコップへとすすめていきます。

完了食(12~18か月頃)

完了食(12~18か月頃)

歩行ができるようになり食事への意欲が見られ(大人の介助スプーンに手を伸ばしてくる、指さしで欲しい物を要求するなど)安定して座っていることができるようになった頃、自分でイスに座り食べ始めます。
スプーンは上握りで持ち、食べやすい物からすくって食べはじめます。
自分で食べられるものも多くなっていきますが、子どものペースに合わせた介助が必要になってきます。(スプーンを持っている子どもの手は握らず、できないことを大人が引き受ける姿勢が大切です。)
スプーンをすくうトレーニングとしては、すくいやすい別の小皿を子どもの前に置き、すくいやすい固まりに(1センチ角)してから、すくい始めます。
すくいにくい物は、保育士が介助をします。